プリティー研究所

プリティーリズムの考察など

キンプリ KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第2話の感想と批判 レインボーライブから改善された点と改善されなかった点

応援上映という形式でヒットしたKING OF PRISM、通称キンプリの続編であり、テレビアニメとして開始したKING OF PRISM Shiny Seven Starsの感想を書こうと思う。

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プリティーリズムを認知神経科学と社会心理学の本を参考にして考察する 第4章 坪田文の問題と菱田正和の問題

前回の第3章では、オーロラドリームは自分本来の輝きなんてものはなく、他者の作った服や「他者のおかげ」で輝かせてもらっているという物語であり、服の組み合わせによってプリズムジャンプが変化する原作ゲームと調和したことこそが新規性であったはずが、それ以降のシリーズでは他者によって抑圧された自分本来の輝きを解放するといった作品になったことを明らかにした。

今までの章をすべて踏まえた上で、この第4章では、プリティーリズムの問題の核心に迫りたいと思う。

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プリティーリズムを認知神経科学と社会心理学の本を参考にして考察する 第3章 オーロラドリームとレインボーライブの違い、プリティーオールフレンズのビッグクッションカバーの販売中止から見える歪み

前回までのおさらい

第1章では、不幸アピールする者は不幸とは限らず、弱者のふりをして同情を誘い、事実を明らかにするよりも自分を優位な立場に置きたいだけの姑息な人間である可能性があること、本当に不幸な者はむしろ自己主張できないこと、「人は他者を理解できない」だとか主張する人間は傲慢な自己愛であり、実態は自家撞着した間抜けであること、同調・許容の「共感的理解」は馴れ合いか排除の両極端にしかならず事実を明らかにできないこと、対立から逃げずに「客観的理解」を求めなければ死に至る可能性があることを明らかにした。

第2章では、先入観のエラーこそが人間味であり、悩む振る舞いによって相反する価値を知っていると思わせ、注意を向けられるキャラクターに人間味があること、悩む振る舞いのみでは正確な知識の有無はわからないこと、あくまで価値の可能性であって価値ではないことを明らかにした。

これらを踏まえた上で、第3章では、プリティーリズム・オーロラドリームの何が新しかったのか、何が面白かったのかを語りたい。

  • オーロラドリームとレインボーライブの違い
  • プリティーリズム・オーロラドリームの新規性
  • プリティーオールフレンズのビッグクッションカバーの販売中止から見える歪み
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プリティーリズムを認知神経科学と社会心理学の本を参考にして考察する 第2章 キャラクターの人間味とは何か

第2章の今回は、第3章でプリティーリズム・オーロラドリームの新規性を語ろうと思うのだが、その前準備としてキャラクターの人間味とは何かについて考えたい。

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